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ジャガーE−TYPE
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TEXT: (株)知立電装 カーマニア
     代表取締役 石川 光春
JAGUAR E-TYPE Sr.1 FHC
E−TYPE
E−TYPE
E−TYPE
JAGUAR 340
ジャガー340
ジャガー340
ジャガー340
JAGUAR XJ6 Sr.1
ジャガーXJ6
ジャガーXJ6
ジャガーXJ6
ジャガーのレストア
レストアとは「復元する」「元の状態に戻す」ことで、部分的に腐っている所を修復する小・中規模の物を「セミレストア」。ボディ、エンジン、足廻り、内装などの車両全てに手を入れられている物を「フルレストア」などと呼んでいます。

同じレストアでもその作業工程は比べ物にならないほど違い、「セミレストア」ではエンジンを載せたままやガラスを付けたままで板金や塗装を行ったりと、事故車の修理に近い状態で作業をしますが、「フルレストア」に関しては全てを分解しなければなりません。そのため、ボディの形状やアールの大きさ、エンジン・ミッション・デファレンシャルの内部構造、サスペンションの構造、ブレーキの構造、車両ハーネス(配線)の取り回しや、何処にどのボルトが使われているなど、車両全てを把握していなければ難しく、セミレストアとはまったく違う作業工程を行わなければなりません。

「フルレストア」の工程は車の部品を外す事から始まります。エンジン、ミッション、デファレンシャル、足廻り、内装、内張り、ガラス、車両ハーネスと全てのパーツを外していきます。部品を外し終わるとボディーの塗装を剥がし、腐っている部分を確認します。腐っている場所に合わせて新しい鉄板を加工しておいてから、腐っている場所を切断し、加工しておいた鉄板を溶接します。溶接した部分は凸凹になってしまうのでサンダーで削り、平らにして行きます。

平らになったら、板金ハンマーで軽く修正を加えボディーラインを整えます。パテを薄く塗り滑らかなラインを作ります。あくまでもパテはボディラインを滑らかにする為だけに使い、最小限で使用します。
全ての腐りをこのようにして取り除いたら、仮組みをしてボディとドア、ボンネット、トランクなどの隙間や不具合などを確認し、全体のラインを整えます。この仮組みでしっかりラインを整えておかないと、部分的には綺麗なラインになっていても全体でみると波打っていたりするので要注意です。

再度分解し、下処理をしたらサフェ−サーを塗装します。細かなパテの気泡や凹を根気良く捜し、全てなくなるまでサフェ−サー、修正を繰り返します。サフェ−サーは小傷などを埋める役目をする為、塗料の粒子が粗いのでボディー全体を水研ぎをしてから塗装に入ります。塗装はまず、内側や隠れてしまう所から塗装します。内側が終わったら、ボディを組付けて外側の塗装に入ります。塗装ついてはソリッド、メタリック、パールなど色によって異なってしまうので、ここでの説明は省きます。塗装が固まると軽くボディ全体に水研ぎを行い磨きに入ります。磨きは粗いコンパウンドから初め、中、細へと変えて行き、最後に仕上げ用で磨いて終了です。

ボディの進行と同時にエンジン、ミッション、足廻りなどもオーバーホールを行います。まずは分解し、機関の痛んでいる所を検査します。検査が終わると磨耗部品の調達や手入れをして行きます。エンジンは必要に応じてシリンダーをボーリングしたり、ヘッドはバルブガイドの打ち替えや面研などを行います。部品が揃うと場所に合せて耐熱塗装や焼付け塗装を施し、組付けに入ります。組み終わったらベンチテストを行い、機関が正常に動くかのテストをしてからボディへ載せられる事になります。

古い車にはよくメッキ部品がボディの装飾で使われていますが、メッキ部品が錆びていては格好がつきません。まずは錆びているメッキ部品のメッキを全て剥離します。剥離したら錆びの部分を修正しますが、メッキ部品にはパテなどは使用できないので、鉄板そのものを削って行きます。荒削りをしてから、徐々に細かいペーパーへと根気良く削って平らにして行きます。メッキは下地が悪いとメッキの出来にもろに影響してしまうので、ツルツルになるまで磨きます。ツルツルになったら再びメッキをします。

後は、内装です。天井や内張りが剥がれている物は張り直し、シートが破れているものはシートの張り替えを行います。ウッドパネルなどは綺麗な物が市販されていたりするので交換したりします。全ての部品が手入れされ、綺麗になったらボディに組付け、試運転をして各機関の調整が済んだら完成です。

「フルレストア」について簡単に説明しましたが、レストアは一つ一つの作業に大変な時間と手間がかかります。例えば分解するにしても、新車ならすぐに外れるボルトが「錆びていて外れない」「スパナでゆるめたらボルトの頭だけ取れてしまった」など分解作業一つにしても根気と技術、時間を使いながらの作業となるのです。レストアの料金が高くなってしまうのは単なる分解整備、板金塗装とは違った技術と膨大な時間が必要とされるからです。作業中の車を熟知していなければ更に時間を費やす事になり費用もかさんでいく事になります。

レストアショップカーマニアでは主にジャガーE-TYPE・MARK2のレストアを手がけて来ました。ジャガーが好きなスタッフが集まり、ジャガーを知り尽くした人の手によってレストアされれば上記の作業効率が上がり時間の短縮になります。また、上記のフルレストアの工程は全ての車に当てはまる訳ではありません。お客様のご予算によっては工程を省いたり、使用できる部品は再使用したりと、少しでも低価格でレストアをして頂けるようにと考えています。

最後までお読み頂き有難うございました。レストアボディ編、エンジン編ではレストア中の写真を工程順に掲載しています。引き続きご覧下さい。
レストア(ボディ編) レストア(エンジン編)
ジャガーのレストア(ボディ編) ジャガーのレストア(エンジン編)
写真を交えながら、E−TYPEのフルレストアの模様をご紹介します。見た目はキレイでも、塗装を剥がすと「あら!ビックリ」と言うのも日常的なE−TYPE?
只今、準備中!
しばらくお待ち下さい。
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